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2018-07-11

サイキックマッサージの学び その2


 

セラピストとしての成長

サイキックマッサージの学び

 

さまざまな場にあるセラピー要素

サイキックマッサージに関わらず、人と人とが出会う場にはセラピー的な要素があります。たとえば、何気にコンビニを利用した時も、何らかの癒しの体験が起こる可能性もあるからです。

 

そのため自然療法やマッサージに携わる人たちは、自分をセラピストとして称するかどうかは別にして、自分のワークの中にセラピー的な要素を意識することや、そのための学びも必要でしょう。その学びは技能的なものばかりでなく、人との関係性、自己の在り方、そしてエゴ、その限界なども含まれます。

 

ここで言うセラピー的な要素とは「優しくされた」「癒された」「成長した」と言うものとはちょっとちがっていて、まだ上手く説明できないのですが、世界と自分をもうちょっと大きな視点から見る、またそこから起こる働きかけみたいなものです。

 

私がサイキックマッサージのトレーニングを有益な学びの場だと思っているのは、そこにはセラピストとして求められるさまざまな学びのテーマ、対象が含まれているからです。

 

その理由のひとつは、創始者であるマ・サガプリヤのセラピストとしての長いキャリアです。ここで簡単にサガプリヤの略歴をご紹介します。

 

Ma Sagarpriya マ・サガプリヤ

サガプリヤは米国のワシントン州で生まれ、大学で音楽と哲学を学んだ後、1970年からはカリフォルニアにあるエサレン研究所にてマッサージプログラムを指導し、1977年からはインドにあるOSHOコミューンで瞑想とさまざまなセラピーのリードを行いました。その後はイタリアのトレーニングセンター、コンシャスリビングでの活動を経て、現在もなおヨーロッパを中心に多くのグループでの教育とその運営に携わっています。

 

カリフォルニアにあるエサレン研究所は1960年代初頭に人間の成長のためのセンターとして開設されました。日本ではゲシュタルト心理学やエサレンマッサージのセンターとして知られています。OSHOコミューンはインドの神秘家であるOSHOの元で開かれた瞑想センターです。OSHOコミューンは瞑想の場であると同時に、世界中から多くのセラピストが集い、さまざまなセラピーが展開されていたところでした。ある意味、サガプリヤはその当時の東西を代表する二つのセンターで活躍していたセラピストというわけです。

 

そのためサイキックマッサージのトレーニングにはサガプリヤがこれまで実践し、深めてきた多くの学びの要素が含まれています。日本語で読めるサガプリヤの著作は3冊出版されていますが、そのうちの『マスターズタッチ』はトレーニングコースのテキストとしても採用されています。

興味のある方はぜひ手にとってみてください。ただし、実際のトレーニングはこの書籍に書かれていることをベースにしながらも、かなりバージョンアップされた形で行われています。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、実際のトレーニングではどのようなことを学ぶのでしょうか。前回の「サイキックマッサージの学び その1 瞑想とは何かを体感」をもう少し膨らませて見ましょう。

 

臨済と不在

前回ご紹介した「イエスの瞑想」。これはサイキックマッサージのトレーニングでしばしば行われる瞑想です。シンプルで頑張らなくてよく、しかも気づきの多い瞑想です。

 

イエスの瞑想で体験した「静けさ、平和、くつろぎ、感謝…」といったものは、別の表現をすれば「意識して自分であること」です。それは何か別のところから持って来た「静けさ」ではなく、もともと私のなかにあった静けさです。私たちは自分であることに気づいたとき、内なる静けさに気づきます。その状態のことを「臨済」と呼びます。

 

臨済とは本来の自分であり、もともと自分の中にあり、ただそれに気づきさえすれば思い出すことができます。

 

これはセラピストに求められる資質のひとつです。何ものにも巻き込まれず(例えば上手にやろうという思いです)、ただ自分らしくあることです。

 

臨済の反対にあるものは「不在」です。それは何かに巻き込まれている状態です。自分のなかにある不足を求め、外から来た印象、思考、感覚、感情、欲望、ジャッジメントにとらわれ、それと自己同一化してしまったとき不在となります。

 

不在のときは、狭さ、固さ、制限、限界、焦り、義務感、罪悪感、無価値感、息苦しさ、イライラなどの中にいます。

 

サイキックマッサージでは、この臨済と不在をシンプルなワークで学びます。それが実際のセッションのなかにどのように現れるのかをデモやロールプレーを通して体験します。この学びは「実際にあるある!」という発見の連続で、教室中は大笑いなのですが、同時に今日からも役立つ現実的な学びでもあります。

 

このようにサイキックマッサージのトレーニングは、セラピストとしての幅広い学びに溢れています。テキストの『マスターズタッチ』の目次には次のような項目が並びます。これは項目の一部なのですが、これ以外にも興味深いテーマがあります。

 

  • ポテンシャル クライアントの可能性を知る
  • リーディング マインドを読む
  • エゴの土台に働きかける
  • リレーションシップ 関係の諸相
  • 話しかた

 

今回は「サイキックマッサージの学び その2」としてセラピストとしての成長について取り上げました。「意識して自分であること」ことはなかなか強力な学びです。しかも、ここまでという終わりがあるのではなく、ほぼ永遠に続く学びです。

 

でも、対応はシンプル。自分に気づけば良いだけです。そのためにサイキックマッサージでは自分の姿勢、呼吸、内側のパルスに注目し、そこに緊張があれば、それを手放します。

 

トレーニングは11月から始まりますが、その前に説明会、ワンディクラス、インテンシブグループなどで、手軽にサイキックマッサージを体験することもできます。どうぞ、ご利用ください。

 

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